こんにちは。
久しぶりにメキシコにメキシカンジュエリーの買い付けに行ってきました。
前回が2022年の年末だったので約2年ぶりです。
数少ない、このブログやインスタ、ショップを見ていただいている方はお分かりだと思いますが、在庫が枯渇しておりました。ノリで始めてみたものの多くの方にご購入いただき、うれしい反面、14時間かけてメキシコまで行くことを想像すると重い腰があがらず2年間放置してしまいました。
今回は米国サンフランシスコで別の仕事があったのでその流れでメキシコに乗り込みました。この時期にメキシコを訪問するのは初めてです。思いのほか朝晩は冷えましたがそれでも日中は半そでで快適な気温でした。
タイトルにあるように感じたことですが、まずジュエリーの価格が上がっているな、と感じました。基本的にメキシコ人がジュエリーを販売する際は重さ×その店で決められた掛率で価格が決まります。体感として2倍ほどに銀の価格が上がっている気がしました。ネットの検索で見ただけですが、メキシコの銀の採掘は活発に行われていますがそれでも20年後には枯渇するといわれており、それにより価格上昇が起きているのではないかと予想しております。また単純に物価自体も高くなっていると感じました。
実際の買い付けとしてはあいかわらず訪問するたびに、物がなさすぎてこのやり方が正しいのか不安に思うのですが、今回も足で稼いでいくつか良い雰囲気のジュエリーを発掘してきました。自画自賛するようですが2年前よりも価格は上がっていますが、ジュエリーの品質、雰囲気はレベルアップできたと思います。
また今回いってもう一つ感じたこととして、メキシコ人が古着の価値に気付き始めているということ。
前回訪問したとこはそこまで古着屋や古着ディーラーの方と出会うことはなかったのですが、今回は古着のイベントや、有名なビンテージマーケットでも古着の店がかなり多く並んでいました。古着自体は好きでも、知識がないので仕入れは行わなかったのですが、良い個体のミリタリーものやカーハートの古着などがたくさんありました。特にカーハートはメキシコで生産されていたこともあり、物量が豊富なようです。おそらく今後もっと古着の市場は活発になっていくのだと思います。
これも勝手な予測ですが、今まで知識のある日本人やアメリカ人が買いあさっていたビンテージ品の価値にメキシコ人が気づきはじめているのだと思います。
仕入れたジュエリーは30点ほど、後ほどしっかり写真を撮り、売れる体制を整えようと考えています。
毎回いくたびに自信がなくなり、それでもあきらめないで探していると思いもよらない個体に出会ったりして、体験したことのない達成感に見舞われます。私は本業ではないですが、古着のディーラーの方が取りつかれる魅力のようなものを少しだけ体験できているのではないか、と思えた買い付け旅でした。
写真もたくさん撮りましたので後でアップしようかと思っております。
それでは。
SUNFOLD(サンフォルド) 店主